新卒から7年間務めた会社を今年いっぱいで退職することにしました。11/22には最終出社をすませました。(引継ぎで忙しくてブログが1か月近く途絶えてました…)
次の職場も楽しみですが、やはり7年もいた会社にも思い入れはあり、いろいろ思うところがあるのでこの気持ちを忘れないように退職エントリとやらを残してみます。
前職の仕事について
7年間ずっとOracleやPostgreSQLといったデータベースのサポート業務をしていました。(MySQLをやらなかったのが悔やまれる…)
どこかのお客さんのところに常駐するのではなく、自社でお客さんからの問い合わせを待ち、それらに対応するようなサポートセンター形式の業務でした。
文系採用なので、大学でITを学んでいたわけではなかったですが、若干適正があったのか1年目でOracle Master Goldまではとることができ、OSS-DB Goldなども早期に保有できたので、ある程度知識習得が済ませられ比較的順調に仕事を続けられました。
サポートセンターでは日々多種多様な問い合わせをいただきます。そのため、業務を通して様々な知識を得ることができました。本当に問い合わせ対応に特化しているので、技術だけをやりたい自分のようなタイプの人には向いている業態だと思います。(一方で、ドキュメントなどは一切作らなかったのでいまだにMSOfficeは苦手です...)
また、サポートセンターすべてがそうなのかは知りませんが、前職では原則オフィスから出ることはなく、同じチームのメンバーと長い時間を常に過ごしていましたので、お互いの人格面での理解も深く、本当に仲間という意識が持てていたと思います(だからこそ、同僚と別れるのは非常に悲しい気持ちにもなりました)
本当に先輩・同期・後輩にはめぐまれ他と思っており、楽しく仕事をすることができました。ほんとにありがとうございました、という気持ちです。
なんで転職するのか
30歳を目前にして、自分の可能性を試してみたくなりました。前職ではOracle DatabaseやPostgreSQLのサポートの傍らで、業務外で自分たちで使う簡単なツールやWEBアプリを自作していました。もともとは1年目のころに当時の先輩にやってみないかといわれて始めた活動がなんだかんだで7年続いていました。PythonやFirefoxのAddon-Sdk、Javascriptなどをつかってコードを書いていましたが、これが結構楽しく、本腰をいれてやってみたくなりました。
とはいえど、職歴上は開発経験はないので普通の転職ではどうやっても未経験枠になり、待遇もかなり下がるようでした。実際一度エージェントの紹介を受け他ときはかなり厳しい条件になりました。
そんな状況なのでなんとなく転職に興味はありながらも特に活動はしないまま数年を過ごしてきました。そんな中で、scoutyという会社から突然スカウトのメールを受け取りました。自分が個人的に書いていたQiitaやGitHubのアウトプットを踏まえ、Pythonのエンジニアとして興味があるとの内容でした。
聞けば、職歴ではなく、その人のアウトプットで人を見定め、マッチングするというサービスをやっており、自社でもドッグフーディングをして採用に利用しているとのことでした。普通の転職・スカウト活動では私はPythonのエンジニアとして採用候補に挙がる人間ではなかったのに、スカウト対象になったこと自体がうれしく、またそのサービスに興味がわいたので転職の決断に至りました。
正直、前職もこれから社内でPythonに力を入れていきたいといった話もあがっており、それにかかわっていくのも楽しそうではあったのですが如何せん話が下りてきたのが転職を決めてからだったので、こういうのも含めて転職はタイミングなんだなと思いました。
次の仕事について
ということでscoutyというHRtech系のスタートアップでPythonのWEBエンジニアとして働きます。慣れ親しんだDatabaseから離れた開発業務、大きく異なる会社規模、WindowsからMac、業種・規模・風土のなにもかもが違う状況に不安もありますが、楽しみでもあります。
本格的なPythonでの開発業務を経験することは、自身のエンジニアとしての幅を広げていく良い機会ですので、全力でがんばっていきます。
これから1週間ほど休暇を取ってからscoutyで慣らし運転をはじめることになっています。休暇中はコードを読みながら最近かけていなかった技術系のブログ記事を書きたいと思います。