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Oracle Master Bronze SQLは10gがおすすめ

Oracleに関わる会社の新人さんは、Oracle Master を取らされることが多いと思います。Oracle MasterはBronze,Silver,Gold,Platinumまでレベルがあり、下位の資格を持っていなければ上位の資格が認定されません。そのため、まずはBronzeを取ることになります。今回はBronzeの認定条件の一つであるBronze SQLについて触れたいと思います。

Bronze SQLについて

現在、Bronze SQLと呼ばれる認定試験は以下の3つがあります。

  • 1Z0-017-JPN Bronze SQL基礎I[Bronze SQLI]
  • 1Z0-051-JPN 11g SQL基礎I[11g SQLI]
  • 1Z0-061-JPN 12c SQL基礎[12c SQL]

それぞれ10g,11g,12cに対応する試験です。Oracle Master Brozneはこの試験とBronze DBAに合格する必要があります。DBAについては認定されたいバージョンのものを取得する必要がありますので、例えばBronze 12cの認定を受ける場合は12cのDBAを取得する必要があります。しかし、SQLについてはバージョンしばりはないのです

Bronze SQLの試験形式

何れの試験も、試験会場か自宅等のPCから受験します。現在はSQL試験だけ試験会場以外での受験が可能ですので、落ち着ける自宅受験もおすすめです。テストは4個程度の選択肢から条件を満たすSQLを選びます。

3つのSQL試験の違い

何れの試験も対象はSQLの基礎知識なので、出題範囲はほぼ同じですがisqlやSQLLoader,SQLDeveloper等、一部ツール系の出題内容が異なります。ただ比率は低いのでSQLさえしっかり抑えられれば問題ないでしょう。また、合格ラインや試験時間も異なります。

試験 合格ライン 試験時間
Bronze SQL基礎I 90分 70%
11g SQL基礎I 120分 60%
12c SQL基礎 120分 65%

試験時間も余裕があり、合格ラインの低い11g SQL基礎Iが良さそうに見えますが、それを選ぶと辛い思いをします。11g SQLは出題される問題の各SQLが長く読み解くのに時間がかかります。体感的には11g SQLのほうがBronze SQLよりも5割マシで難しく感じました

そのため、おすすめはBronze SQL基礎です。ラインは70%と高いですが、各SQLは短文が多くコツさえ使めばBrozne SQLは8割以上を取るのは難しくありません。

受験時のコツ

殆どの問題が文意に沿ったSQLを選べというものです。例えば「出身地が日本のうち、セールスマンである社員についてその上長を選べ」といったものです。この文意をSQLでどう表現するかを考え、選択肢と見比べる方が多いですがこれは効率的ではありません。

殆どの問題では、そもそも選択肢の半分は構文エラーや文法上明らかにおかしいものが含まれています。例えばANSI JOINなのにON句がない場合等です。まずは各選択肢を見比べて、各選択肢の差異を見ます。その上で明らかに違うものを除外して残った選択肢を見らくべるのが効果的です。

まとめ

Bronze 自体は1年目で取得するような試験ですが、SQLは向き不向きがあるので苦手意識がある方もいると思います。そんな方はBronze SQL 基礎で効率的にSQL試験の突破を目指してみてはいかがでしょうか。